初夏のヨーロッパ周遊にはプライベートジェット(ビジネスジェット)の利用がおすすめ!

歴史的な遺産、豊かな自然、伝統料理など魅力たっぷりのヨーロッパ。雨が少なく過ごしやすい気温の初夏にヨーロッパ周遊はいかがでしょうか。

複数の国から構成される広いヨーロッパを周遊する場合、プライベートジェットの利用がおすすめです。プライベートジェットを利用することで移動時間を大幅に短縮できるため、現地での観光に余裕を持って楽しめます。

この記事では、初夏のヨーロッパ周遊のメリットやプライベートジェットを利用した際のモデルコースなどについて紹介します。

【この記事で分かること】

  • プライベートジェットでヨーロッパを旅するメリット
  • 具体的な10日間の周遊モデルコースと、得られる特別な体験
  • ヨーロッパ周遊でのビザの必要性やETIASなどの手続きのポイント

目次

ヨーロッパ周遊は初夏がおすすめ
ヨーロッパ周遊にプライベートジェットを利用するメリット

定期便とプライベートジェットを併用したヨーロッパ周遊のモデルコース

ヨーロッパ周遊する際のビザについて
あなたの理想の旅のプランをお聞かせください

よくある質問

ヨーロッパ周遊は初夏がおすすめ

ヨーロッパ周遊は初夏がおすすめ

春から初夏にかけて北半球は日が高くなり、5月下旬のスペインでは日没が22時前後になります。明るい時間が多く行動時間が増えるため、一日を有効に使うことが可能です。そのため、初夏はヨーロッパ周遊を楽しむのにおすすめの時期と言えるでしょう。

なお、8月のヨーロッパの都市部には長期休業に入るショップやレストランが数多くあります。休業期間を避けたい場合には7月までに旅行するよう、計画を立てると良いでしょう。

ヨーロッパ周遊にプライベートジェットを利用するメリット

スムーズな移動により、現地での滞在時間を長く確保できる

ヨーロッパは各国にそれぞれ見どころがあるため、通常、周遊する場合には多くの移動時間が必要になります。一方、ヨーロッパ内の移動にプライベートジェットを利用した場合、移動時間が大幅に短縮されます。また、プライベートジェットの発着時間は基本的には希望の時間で運行できることが多いため、自由に日程を組むことも可能です。

移動時間の短縮や自身の予定に合わせた発着時間の調整などスムーズな移動により、移動時間を短縮し、現地での観光にも余裕が生まれるでしょう。

定期便との併用でコストを抑えられる

コストを抑えつつ、効率良くヨーロッパ周遊を楽しみたい場合には定期便とプライベートジェットの併用がおすすめです。日本からヨーロッパへの移動にはANAなどの定期便を利用し、ヨーロッパ内の移動にはプライベートジェットを利用する方法になります。

定期便とプライベートジェットを併用したヨーロッパ周遊のモデルコース

※表は左右にスクロールして確認することができます。

日程 主な滞在国 移動ハイライト 体験のテーマ
1日目 ドイツ 定期便で移動 旅の始まり
2-3日目 ドイツ 芸術と歴史の探訪
4-5日目 スペイン プライベートジェット移動 世界一の美食を巡る冒険
6-7日目 アイスランド プライベートジェット移動 地球の鼓動を感じる大自然
8-9日目 クロアチア プライベートジェット移動 城壁から見下ろす、アドリア海の絶景
10日目 日本 プライベートジェット+定期便で移動 帰国

ここでは定期便とプライベートジェットを併用したヨーロッパ周遊のモデルコースを紹介します。

空港によってはプライベートジェットの離発着許可に1ヶ月程度の時間を要する場合もございます。そのため、お早めにご相談いただくことで、より選択肢が広がり、お客様の理想に限りなく近い旅程をプランニングすることが可能になります。

※なお、こちらで記載するモデルコースは一例となっております。実際にヨーロッパ周遊の旅程を組む際には、その時々の状況などを考慮した上で旅程をご提案させていただきます。ヨーロッパ周遊の詳細な旅程を組む際には、こちらへご相談ください。

1日目:出発、フランクフルトへ

日本からヨーロッパへの移動には定期便を利用します。最初に向かうのはドイツで、羽田空港から出発してドイツのフランクフルト空港へ向かいます。フライト時間は約14時間30分で、9:40に羽田空港を出発した場合のフランクフルト空港到着は、現地時間17:30です。

翌日のドイツ観光に備えて、到着後はフランクフルト空港近くのホテルに宿泊します。「ヒルトン フランクフルト エアポート」など空港に直結しているホテルなどは、アクセスしやすいでしょう。

2~3日目:ドイツ-知的好奇心を満たす、芸術と歴史の探訪

2~3日目:ドイツ-知的好奇心を満たす、芸術と歴史の探訪

ドイツでは2日かけて、ドイツ料理やフランクフルトの散策、人気の観光地ハイデルベルクでの観光を楽しみます。

フランクフルトにはドイツを代表する詩人ゲーテが16歳まで過ごした「ゲーテハウス」があり、代表作「ファウスト」の初稿など貴重な資料を見ることができます。また、「旧オペラ座」は現在コンサートホールとして使用されており、クラシック音楽やミュージカルを楽しむのも良いでしょう。

ドイツで行くもう一つの観光地、ハイデルベルクへはシャトルバスや電車、タクシーを利用して移動可能です。所要時間は約1時間です。ハイデルベルクはドイツ南西部のネッカー川沿いにある街で、ハイデルベルク城や哲学者の道、オレンジ屋根の美しい街並みを体感できます。1386年に創立されたドイツ最古の大学がある学生街としても有名で、散策すると、中世の都市にタイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。

4~5日目:スペイン-世界一の美食を巡る、味覚の冒険

4~5日目:スペイン-世界一の美食を巡る、味覚の冒険

ここからのヨーロッパ周遊にはプライベートジェットを利用します。9:00頃にフランクフルト空港を出発し、目指すはスペインです。スペインのバスク州に位置するサン・セバスティアン空港へ移動します。所要時間は2時間程度で11:00頃に到着です。

サン・セバスティアンはスペインのバスク地方にある世界屈指の美食の街です。ミシュラン星付きのレストランが集中しており、世界の美食家が一生に一度は訪れたい場所と言われています。また、サン・セバスティアンは「ビスケー湾の真珠」とも呼ばれる、景色の美しい避暑地としても知られています。

例えば、スペインにはミシュランの三ツ星レストランが11軒ありますが、そのうち「アルサック」「マルティンベラサテギ」「アケラレ」の3軒はサン・セバスティアンとその周辺にあります。

スペインでは、サン・セバスティアンのホテルに2泊宿泊します。時間をかけてゆっくりと世界最高峰の料理を楽しみ、同伴者との贅沢な時間をお過ごしください。

6~7日目:アイスランド-地球の鼓動を感じる、大自然への没入

6~7日目:アイスランド-地球の鼓動を感じる、大自然への没入

プライベートジェットを利用してスペイン サン・セバスティアンを離れたら、今度は一気にアイスランドへ移動します。所要時間は4時間程度です。9:00に出発し、13:00頃の到着を目指します。アイスランドでは、レイキャヴィーク空港周辺のホテルに宿泊します。

昨日まで欧州南部のスペインで美食に舌鼓を打っていたのに、翌日は北欧の島国アイスランドにいる――。プライベートジェットを利用したヨーロッパ周遊ならではの経験ですね。

アイスランドでの移動にはレンタカーを使用します。迫力ある自然の景色を楽しめるのがアイスランドの魅力。観光地としては、「地球の割れ目」と呼ばれる裂け目「ギャウ」が確認できるシンクヴェトリル国立公園や、地下水がマグマの熱で水蒸気となり地上に噴出するストロックル間欠泉、天然温泉ブルーラグーンなど。

ブルーラグーンでは、美しいミルキーブルーの温泉水と黒々とした溶岩や苔の美しいコントラスト、心地良い入浴体験が楽しめるでしょう。ただ、ブルーラグーンはアイスランドでも人気の高いスポットのため、余裕を持って予約することをおすすめします。

アイスランドでは、シーフード料理やラム肉などが有名です。また、アイスランドの豊かな自然を活かした、地熱を利用して作られる蒸しパン「ルーグブロイズ」などもあります。2日間、アイスラインドの豊かな自然を満喫し、日頃の疲れをリフレッシュしましょう。

8~9日目:クロアチア-城壁から見下ろす、アドリア海の絶景

8~9日目:クロアチア-城壁から見下ろす、アドリア海の絶景

今回のヨーロッパ周遊で向かう最後の国、クロアチアでの観光を楽しむため、プライベートジェットを利用してアイスランドからクロアチアのドゥブロヴニク空港へ移動します。所要時間は5時間程度なので、アイスランドを9:00に出発すると、14:00頃に到着です。

クロアチアは東ヨーロッパのバルカン半島に位置する国で、中世から育まれた歴史的な街並みや美しい自然で知られています。

ドゥブロヴニクはアドリア海に面する城壁に囲まれた要塞都市で、オレンジ色の瓦屋根が美しい街です。「アドリア海の真珠」とも称され、世界中の人々を惹き付けてきた街としても知られています。一説によるとアニメ「魔女の宅急便」のモチーフになったのも、ドゥブロヴニクと言われています。

観光では、ドゥブロヴニク旧市街の周囲を約2キロメートルにわたって囲う城壁「ドゥブロヴニク城壁」を回りながらアドリア海や美しい街並みを楽しんだり、旧市街地のメインストリートプラツァ通りでお土産を見たり、食事を楽しんだりするのも良いでしょう。

ドゥブロヴニクでの宿泊には、美しい街並みが見えるホテルを利用するのがおすすめ。夜景を見ながら今回のヨーロッパ周遊を振り返るのも素敵ですね。

10日目:帰国-心に刻まれた光景とともに

ヨーロッパの美しい街並みや迫力ある自然、絶品の料理を味わった今回の旅も、いよいよ帰国の途につくことになります。

まず、プライベートジェットを利用してクロアチアのドゥブロヴニク空港からドイツのフランクフルト空港へ2時間程度で移動します。7:00に出発して、9:00頃の到着を目指しましょう。

フランクフルトからは定期便を利用して、日本の羽田空港へ帰国します。所要時間は13時間程度で、フランクフルトを現地時間12:10に出発した場合、到着は日本時間の翌日8:10頃です。

ヨーロッパ周遊する際のビザについて

ヨーロッパ周遊する際のビザについて

海外渡航において、ビザの手続きは最も気になるポイントの一つかと思います。ここではスムーズに旅を始められるよう、必要な情報をQ&A形式で分かりやすく解説します。

Q.(前提知識)ヨーロッパの「シェンゲン協定」とは?

A.ヨーロッパでは「シェンゲン協定」により、域内の国境検査が撤廃されている地域があります。シェンゲン協定とは、1985年に締結されたヨーロッパ内での人の自由な移動を目的とした協定です。

シェンゲン協定加盟国では、観光や出張など短期滞在を目的とした圏内共通の査証「シェンゲン・ビザ」を発行しており、ビザ保持者は最初にシェンゲン協定加盟国で入国審査を受けた後、通常は加盟国内での国境検査なしで移動が可能になります。

Q. 日本のパスポートを持っている場合、ヨーロッパ周遊にビザは必要?

A. 日本のパスポートをお持ちの場合、観光や出張など90日以内の短期滞在であれば、シェンゲン協定加盟国へ入国するためのビザ(シェンゲン・ビザ)は免除されます。

一度、シェンゲン協定加盟国(2025年1月現在29ヶ国)で入国審査を受ければ、その後は加盟国内を移動する際、原則として国境検査なしでスムーズに周遊することが可能です。

Q. 滞在できる日数の制限は?

A. 「あらゆる180日間の期間内で最大90日まで」というルールがあります。これは「過去180日間を振り返って、シェンゲン協定加盟国内での滞在日数の合計が90日を超えてはいけない」という意味です。複数の国を長期にわたり周遊する際には、このルールを念頭に置いた旅程プランニングが重要です。

Q. ETIAS(エティアス)とは?必ず申請が必要?

A.2026年からの導入が予定されている新制度で、導入後は、これまでビザが免除されていた日本人も、渡航前にETIAS(エティアス)のオンライン事前申請が必須となります。

ETIASは、テロ対策などを目的とした電子渡航認証システムです。一度認証を受ければ、3年間有効となります。申請自体はオンラインで簡単に行えますが、渡航計画の際には必ずこの申請を忘れないようにしましょう。

※ETIASの正式な導入開始日は、今後発表される予定です(2025年7月現在)。

プライベートジェットでの旅のプランニング段階で、このような複雑な規定やETIASの最新情報を私たちがお客様に代わって確認し、旅の準備をサポートいたします。

あなたの理想の旅のプランをお聞かせください

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初夏のヨーロッパ周遊旅行はプライベートジェットの利用がおすすめです。

プライベートジェットの利用により移動にかかる時間を大幅短縮し、現地で観光にかける時間を長く確保できます。そのため、限られた日数でもヨーロッパの魅力をたっぷり堪能することができるのです。

プライベートジェットを利用した濃厚なヨーロッパ周遊は忘れられない旅として、記憶に刻まれるでしょう。パートナーや家族とのヨーロッパ周遊にはプライベートジェットの利用をぜひご検討ください。

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よくある質問

Q.ペットは同乗できますか?

A.はい、可能です。プライベートジェットでは、基本的にペットもお客様と同じキャビン内でお過ごしいただけます。大切なご家族の一員であるペットとのご旅行が、安全かつ快適なものとなるよう、事前準備などの面で私たちがしっかりとサポートいたします。

Q.予約は何日前までにすればよいですか?

A.フライトの数日前でも手配は可能ですが、お客様に最適な機材の確保や、空港の運航許可申請などの都合を考慮すると、ご出発の2週間~1ヶ月前までにご相談いただくことをおすすめしております。

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